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■記録するのがポイントのダイエット方法なにかを制限するのではなく、自分が食べたものを記録していくだけで痩せられると言われたのがレコーディングダイエットです。
必要なものは、メモになる紙と書きこめる筆記具だけ。
これだけで痩せられるというのは、現実的な話とは無縁に思えます。
しかし、実際にこれだけの作業で無理せずに痩せられるように、意識を改革していくダイエット方法です。
レコーディングダイエットでは、一定のルールを決めるのが大切です。
記録として体重も記載していきますが、できるだけ同じタイミングで計測します。
朝起きたら計る、自宅での食事の前に必ず計るといった流れを決めるのが良いでしょう。
食事として口に入れるものは、とにかくメモを取ります。
メモがダメなら、スマホで写真を撮るというのでも問題はありません。
あとでメモに起こせばいいだけです。
飲み物も対象で、水だから大丈夫といったことではなく、みんなメモを取ります。
そのメモには、どれぐらいのカロリーがあるのか記録するのが大切です。
外食であれば、ある程度記載もされています。
普段の食事も、だいたいでかまわないので記録を取ります。
とにかく細かに記録していくのが大切で、記録した以上は食べないという決まりを作るのが鉄則です。
難しいことではなく、おかわりしないというだけ決めておきましょう。
あとは食べるのはどんなものでも自由ですが、記録を毎日つけ始めてからが大切です。
■なんでも食べてよくってなんでも食べていけない?
なんでも食べていいとなると、ダイエットとして成立しないと思うでしょう。
レコーディングダイエットの目的は、自分がどれぐらい食べて、どれぐらい変化しているのかを見えるようにするところです。
変化を見えるようにすると、ダイエットするために無理をしないで済みます。
実際に記録を取ると、どんなものを食べているのか、なにを食べたときに太ったのか、よくわかるからです。
決められた時間に体重を計る定点記録も大切です。
一定のリズムで計測するため、計測したときの誤差が少なくなります。
朝と夜では体重も変化しますが、夜食べた食事が消費されずに朝体重の変化としても現れてくるでしょう。
毎朝計測しておけば、この変化を実感できるのです。
体重が増えれば、自分で太った実感がでてきます。
定点記録を取ると、なぜ太ったのかの原因が見えてくるでしょう。
その記録をいろいろと突き合せていけば、今日食べた食事は太るから、どこかで調整しようという気持ちが生まれてきます。
大事なところですが、いくら記録をつけるだけといっても、これはダイエットだからです。
たとえば、三食以外になにかを口にした記録があれば、普段は増減の少なかった体重が増えてしまったときの原因になるでしょう。
おおよその検討がつけられるのが、レコーディングダイエットのポイントです。
無理をして食事制限をするダイエットと違い、できる範囲で食生活を変化させていけばダイエットにつながります。
■記録する意識
記録するという意識も、レコーディングダイエットの大事なポイントです。
ダイエットとしての目的は、体重を減らすところにあります。
自由に食べていいとしても、太り続けるようにコントロールする意味はありません。
毎日なにを食べたか、カロリーはどれぐらいだと考えると、食べる前にこれは避けようかといった意識が働くはずです。
飲み物にしても、これは高カロリーで、次の日体重が増えていたなと記憶がよみがえれば、ちょっとやめておこうという気持ちが生まれます。
記録を取っている意味は痩せるためです。
それも無理なく痩せるために、毎日の食事を記録していきます。
この行為も実に面倒なのは間違いありません。
最初のうちは、これだけで痩せるのかと思いますし、続けていてもけっこうな時間も割くことになります。
手間をかけるため、カロリーがわかりやすい食事にする気持ちに生まれてきます。
見た瞬間に高カロリーなことがわかると、記録するのが嫌になるといった場面も出てくるのです
この気持ちに到達できれば、ダイエットはある程度軌道に乗った証拠です。
■生活習慣の記録で問題点を見つける
レコーディングダイエットの正体は、生活習慣を細かに記録し、自分の中で食べたものを認識するところです。
記録したことによって、改善策も見えてくるのがダイエットにつながります。
食生活の問題点を洗い出し、改善するために記録をつけていきます。
その中で、体重を定点観測すると、どのような変化があり、影響を与えている部分はどこか認識できるでしょう。
レコーディングダイエットをしたからと言って、急激に痩せられるわけはありません。
どちらかといえば、痩せる速度はかなりゆっくりです。
それでも、どこに問題があるのかを把握し、改善点を見つけるため、無理せずにゆっくりとした速度で痩せ始めます。
逆に考えれば、レコーディングダイエットを続けていく限り、リバウンドの可能性は下がるはずです。
どんなものを食べたら太るのか、飲んだら増えたものはなにかを理解しているでしょう。
ダイエットである以上、すべて無制限というわけではないからです。
特に自分の体重変化に影響したものはなにか、自分自身で理解していくのがレコーディングダイエットの基本だからこそ、リバウンドも抑えられます。
自分で理解した範囲の中で好きなものを食べていいというのが根幹のため、そこを守るのがレコーディングダイエットで大切です。