都内を走る電車内の吊り広告を見つめる中年太りのお母さんは、きっと、私も
あのダイエット広告のようなスリムになって、もっとおしゃれを楽しみたいと
あの若い時の体型に戻れたら…と、願うお母さんでした。
ところで、太る原因と太り方の特徴にはその年代により異なっています。
あのお母さんにも、若い頃の体型に戻るにはそれ相応のダイエット法があります。
そこで、今回は中年太りでお悩みの女性の方に年代にあったダイエット法を見つけ
ていただき、健康でスリムな体型を手に入れてください。
<女性の中年太りの主な原因は
40代後半から50代は、閉経をはさむ更年期は、卵巣の機能が低下することから、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激に減少傾向にあります。エストロゲンには、コレステロールや中性脂肪や内臓脂肪の代謝に関わる大切な機能があるのですが、分泌量が減ることから脂肪が蓄積されやすくなって内臓脂肪が結果的に増加しやすくなってしまいます。
そして、加齢によって筋肉量も低下してくると、基礎代謝も比例して低下します。よって、若い頃と同じような生活をしていても、消費するエネルギーもかなり少なくなりつつあります。仮に、食べる量が以前と同じであっても摂取したエネルギー量が消費されるエネルギーを上回り、太りやすくなってしまうわけですね。
<肥満が悪いと言われるのは>
摂取したエネルギー量より消費するエネルギーが低いために脂肪として蓄積された場合の肥満を単純性肥満と言いますが
肥満が良くないと言われるのは、スリムなスタイルだけの問題以上に、肥満自体を真剣に考えていかなければなりません。
肥満に関係深い成人病には、糖尿病、高脂血症、痛風、高血圧症、心臓病などです。
皆さん、お仕事で1日中椅子に座りっぱなしではありませんか?血液やリンパの流れ自体が悪いと、
体内に老廃物が溜まり、身体が冷えて、さらに代謝が低下してしまいます。
すると、どうなるでしょうか?50代ポッチャリさんの特徴になりますよ。
・筋力が低下して身体全体的にプヨプヨになります。
・背中や肩に厚みが出てきてしまいます。
・腰回りが太くなってしまいます。
・お尻や膝上や足首に余分な脂肪がついてしまいます。
<中年太りの解消ポイントは>
解消ポイントは、まず筋力を付けましょう。基礎代謝力を付けるのですが、と言っても
重い負荷運動は不要です。長続き可能な市かも自宅で簡単に可能な筋力トレーニングが大切になります。
例えば、身体の大きな筋力をトレーニングに良いご紹介いたしますと、
・タオルの上げ下ろしで背中の筋力を鍛えます。
まず、両足を肩幅よりも少し広げてから立ちます。タオルを両手で持って、息を吸いながら頭の上で左右に張ります。
タオルを背中に張ったままで、息を吐いてクビの後ろへゆっくりと下げていきます。そしてゆっくりと元に戻します。
これを15回繰り返します。
・スワットで脚の筋力を鍛えます。
つま先は少し外に向けて、両足を肩幅に開きます。両手を頭の後ろで組みます。
そして、背筋は真っ直ぐに頭が前に、倒れないよう注意して、背筋を伸ばします。
息を吐いながら、ゆっくりと腰を落とす。少し、この姿勢をキープします。
そして、その後息を吐いてゆっくり元に戻します。これを15回繰り返します。
・脚のつけ根をほぐして老廃物を流す
Vラインの左側の中間にテニスボールを当てます。このテニスボールをVライン
に当てたままで、ゆっくりうつ伏せに寝ます。テニスボールに体重がかかるように足を伸ばして力を抜きます。
肘をついて上体を起こして、身体を細かく上下に揺らしてテニスボールで脚のつけ根をほぐします。
右側も同様に行います。
脚のつけ根の鼠径部分は、リンパが集まるところで、この部分を刺激することで血行が良くなり、冷え、むくみも解消
して基礎代謝もアップします。
<食べ方、食べ過ぎを改善する>
ダイエット中でも急激な食べる量を減らすことはやめましょう。基本は1日3食食べます。食事の際に
炭水化物から食べ始めると、血糖値が急激に上昇しますから、野菜から食べるとことをおすすめします。
もちろん、食べ過ぎは禁止です。腹8分目で良く噛むことで満腹感を得ます。
・おすすめ食材
あずき
利尿作用があるので、水太りタイプに効果があります。あずきは、糖質を
良く燃焼させて皮下脂肪の蓄積を防ぐビタミンB1も豊富です。
・大豆タンパク
低カロリー食を続けるダイエット中のタンパク源としておすすめです。
・コンニャク
90%以上が水分で、残りがグルコマンナンという食物繊維で出来ているノン
カロリーで満腹感が得られるダイエット食の代表と言えます。
まとめ
太る原因や太り方の特徴は、その年代により異なってきます。女性の中年太りの
原因にエストロゲンの分泌量の低下による脂肪の蓄積量の増加と加齢による
基礎代謝力の低下により太りやすくなるということでした。
そして、解消ポイントに筋力アップが重要となり、また食事の食べ方や
食べ過ぎと肥満予防の食材使用が肥満の予防につながることが分かりました。